格安ホテルを確保したので、いざガンジス川へ!! …この川、やっぱりスケールが桁違い。
まずはとにかくバラナシを歩こう♪ 目指すはダシャーシュワメードガート。
みなさんこんにちは。
バラナシで1泊50円の超格安ホテルを見つけたアイナメチヌオです。
「マジで!?」
という方は、先にコチラの記事をどうぞ。
さて。
無事寝床を確保できたところで。
今日はあのガンジス川へ向かいます。
現地の人がガンガーと呼ぶ、インドの聖なる川としてあまりにも有名なあの川ですね。
やれ死体が流れている。やれもの凄い数のバイ菌がいる。やれ生と死の全てがある。
いろんなキャッチコピーや噂が溢れ、旅行者としては期待せずにはいられない川です。
そこに、りょうたろうさんと2人で向かったわけですが、その道中で
”あえて特筆すべきと言うほど面白いワケではないけど、書かないのも気持ち悪いくらいの出来事”
があったので、一応書いておきますね。
それは、僕とりょうたろうさんがホテルから出て、
“沐浴用の布を買うなら、こっちの出店の方が店員の女性がキレイだった”
とか、
“さっきの屋台の名前も分からない揚げ物がやっぱり食べたい”
とか、そんな話をしながら歩いている時でした。
なんと。
ダシャーシュワメードガートの近くの道を、
アルセーヌルパンのコスプレをしたインド人のオッサンが歩いていたのです。
ルパン三世の方ではなく、
黒いハットに黒いマントの、アルセーヌルパンです。
これだけを文字でお伝えすると、
「ふ~ん、別に普通じゃん。」
「こないだ渋谷にもいたし。」
などと言われそうですが、
違います。
ここはインド。
それも、あの聖なる川、ガンジス川の近くなんです。
実際に歩いたことのある方は分かると思いますが、
この辺りは人間の根底にあるような欲や祈り、客引きの喧騒、死者を弔う生者の悲しみなど、言ってみれば人生の営みで溢れているのです。
そしてそれは、良くも悪くも、綺麗な面も汚い面も併せ持った、本当の意味での人間臭さを感じられる場所という意味なのです。
そんな場所に、
“去年ドンキで買ってきました”
みたいなこの安っぽいコスプレは、まさに正反対の異物なのです。
まぁ、昨日今日来た外国人に”異物”扱いされる筋合いはないでしょうし、
事実どちらかと言えば当然僕の方が異物なのでこれ以上のコメントは差し控えます。
でも、きっと多少は読者の皆さんも理解してくれるでしょう。
この異物感を。
と、まぁ書いておきながら、
やっぱり特筆すべき内容ではなかったな
とは思っていますが、ソコはご愛嬌というコトでゆるしてください。
川辺の火葬、流れる死体、遊ぶ子供、祈る老人。やっぱりこの川は、普通の川じゃない。
さて。
そんな珍百景を見ながら辿り着いたガンジス河。
時間は余るほどあるので、沐浴より先に川辺やガートを練り歩いてみました。
・・・・。
ふむ・・。
やっぱりこの川、ハンパじゃないですね。
ガイドブックなどで、先述したキャッチコピーや紹介はもちろん見てきましたが、
完全に想像の斜め上を行っていました。
分かり易いところで言うと、
実際に川辺で火葬していたり。
涙は流さずに真剣な表情で死体を川に流していたり。
そのちょっと下流でオジサンとオバサンが歯を磨いていたり。
ちなみに昔なにかのニュースで、
”日本人旅行者がガンジス川を泳いで往復しようとして溺死した”
というニュースを見た記憶がありますが、
いろんな意味で頷けます。
案外流れが速いし、深いし、汚くて前が見えないし、いろんなモノが流れててぶつかりそうだし。
あと、実際に事故に遭われた方には申し訳ないですが、実際に行ってみた感想として、
泳いで往復なんて、雰囲気に合わないし恥ずかしいからやめればいいのに
と思いましたし。
と、いろいろと書きましたが、
実は僕が一番想像と違ったのは、今挙げたようなことではありませんでした。
死体や動物が流れているのも、汚いのも、全部事前に読んだいろんな記事に載っていましたからね。
僕が驚いたのは、そんなことではないんです。
本当になんでもないことですが、
みんな感情豊かで、楽しくガンジス川と一緒に生活しているということ。
そしてそこに来た僕たちのような旅行者とも、仲良くしようとしたり、良いコミュニケーションを取ろうとしてくれていること。
でした。
僕はガンジス川に、なんとなく厳かな雰囲気を想像していたし、
”厳格な川”
というイメージを持っていました。
そしてそこで暮らすインドの人たちについても
なんとなく信仰に厚くて厳しい表情をした人たち
を思い描いていたのです。
でも実際にガンジス川で暮らしている人たちは、
おちゃらけていたり怒っていたり、はたまた騙していたり笑っていたりしている人たちばっかりでした。
要は、
めちゃくちゃ自然体で素直に生活しているだけ
だったのです。
デリーでも同じように、
“自然体だなー”とは感じましたが、
またちょっと種類が違います。
デリーではどちらかと言うと
”欲望や生活に素直”
だったのですが、
バラナシでは、
“生きることに素直“
というイメージです。
よくガンジス川の紹介で、
「生と死の両方が身近に感じられる」とか、「人生の全てがある」とか言われていますよね。
そしてきっと多くの人たちはその理由を、
「子供から老人まで生活していて、しかも死体になったらこの川に流されるからだろう。」
と思っていると思います。
実際僕もそう思っていましたし。
でも、実際にガンジス川へ行った後の僕の印象は違います。
僕の拙い文章では伝わらないかもしれませんが、
そこに暮らす人たちが生きることに自然体だから、そこに行った僕たちもそれを感じられるんです。
日本のような国で暮らしていると、どうしても生きることに素直にはいられないと思います。
社会の荒波は厳しいし、立場のために社交辞令や忖度だってしなきゃいけない。
それがイヤで素直に生きていると、“まともな大人” から軽蔑される。
でも、ココにはそんなまどろっこしい仕組みやしがらみなんて無くて、
みんな生きたいように生きて死んでいっているんだな
と思えるんです。
だからきっと僕たち旅行者も、
“生と死を身近に感じられた”と勘違いしたり、”人生の全てがある”と思い込んだりするんだろうと思うのです。
さて、今回は少しマジメなトーンになってしまいましたが、
次回はあの恐ろしい卵ゲップ病に感染したところからお伝えしますね。
ガンジス川は素晴らしいけど、その攻撃力の高さは侮るべからず!!!







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